料理して愛される信仰は捨てるべし
女たるもの料理に精進すべし。
みたいな精神あるじゃないですか。だから周りでも女の子は必ず、料理する場面では出来るアピールをしています。
料理する場面になると、役割の奪い合いになってます。私も今から見せ場をつくるのよ、と言わんばかりです。
目次
私はというと、食べるのは大好きだけど、料理って地味な作業の繰り返しで退屈に思います。
自分の手料理より外食の方が早く出てきて美味しいです。
作る一品がワクワク出来る様な目新しいものの時は楽しんで作ったりするのですが。
だから、そういう場面では敢えて徹底して最低限しか動きません。
誰かが困っている時や、先輩が仕事し過ぎていると感じたら代わると申し出るくらいです。自分が本当に動くことを必要とされているときだけです。
何も言わなくても率先して女の子が作業したがってくれるので、私はそのお仕事してくれた成果を男性陣と共にただ座って享受しています。女性陣の方々、いつも有難うございます。全力で料理の感想を言う方を頑張ります。
私がアピールの舞台から戦線離脱し、女の子達はアピールする枠が増えてきっと内心喜んでるし、私は面倒なことしなくていいし、良い関係です。
料理してもモテない
「料理出来るところを見せればモテる信仰」がはびこっていますが、観察していて、男の人がそう言ってることの意味が上手く女の人に伝わってないと感じました。
出来ないよりは料理出来る女の方がいいです。そりゃーそうです。能力は無いよりあるに越したことはありません。
ただ、料理出来るとこ見て好きになるかと言えば、ノーです。
異性として見てない女の子が上手に料理しても
「料理うま!(俺じゃない誰かの)良いお嫁さんになるね」
と言われるだけです。
料理するより、相手の話にただリアクションとるとか、笑うとか、いつ話しても傷つける様な事を口に出さないで対応するとか、そっちの方がモテに直結しやすいです。
こっちは男性側に物理的な実益ないのに。。不思議です。
私だったら、料理出してくれる方が、たくさんの気遣いを感じられるし、料理を上達させるまでのその人の努力が透けて伝わってくるので、良い印象を持つと思うのですが。何より美味しいもの食べられて幸せだし。
男の人が料理なんかより求めているもの
男性として生きてきてないので想像するしかないですが、「男は敷居を跨げば7人の敵あり」と言われるように、きっと男性は外に出てから気を抜ける暇がないのでしょう。
誰にでも弱点はあるものなのですが、弱さなどみせようものなら、たちまち「敵」に侵略されてしまいます。
でも、男性も人間なので、ずっと弱点を見せないように虚勢を張り続けるのはしんどいです。
そこで、「敵」になり得ない安心できる存在はいないものかと探します。そこで目星をつけたのが「女性集団」なのだと思います。
いくら女性の社会進出が進んでも、やっぱり、女の人は男の人より「弱い」です。体格的に、どうしても。
絶対的に「弱い」者は敵にはなり得ません。
ここまで書くと、血気盛んなお姉様方は
「あいつら私らのこと見下してんのか!
しかも自分が戦いに耐えきれずこっちに逃げてきた腰抜けなのに、都合よくそこは目をつむり、なにちゃっかりマウンティングしてんねん!自分勝手すぎるだろ。
人に助けを求める時は献上品を収め、深々と頭を下げることが礼儀って習わんかったんかこのハゲーーーーーーーーーーーーー!!!」
と、普段のお上品な言葉遣いをついつい忘れ、鼻息荒く乱してしまうかもしれません。
でも、どうか彼らの苦しさを、理解しなくてもいいから、聞いてみる姿勢を持ってあげてください。
もう心が疲れて死にそうなんです。助けて欲しくてすがりついた希望なんです。
なぜ男性がこんな風に、女性を必要以上に「弱者」だと貶めるのかというと、そこには「恐怖」があるからです。
自分で「女は弱い、女は弱い…」って暗示かけておかないと、しんどいんです。
女の人が、彼らの予想とは違って強かったら、もう全部、自分の敵だらけじゃないですか。大殺界。安住の地はどこにもありません。
そんなこと想像したくもありません。
あと、女の人が本当に「弱い」かわからないからマウンティングします。念のための保険というか。
もし女性が予想に反して「強」かったら、男性が自分の弱いところ見せて突っ込んだら自爆します。
本当は、弱いところを見せても攻撃せずにいてくれる存在であること願っています。
でも、そうじゃないかもしれない。強くて敵になる存在かもしれない。
そこで、万が一敵だった時のために備えて、自分の「強さ」を誇示しておくのです。敵だった場合は強さで抑えるしかないから。
これが、男性が女性に弱さを強制したがり、物理的より精神的なケアを謎に喜ぶ現象の理由です。
男性の需要は「心のケア」にあります。癒しとか。
料理は物理的な分類に入るので、即効性はないです。
例外的に料理が効果を発揮する場合
でも、男の人の心の中で、料理出来るとわかると一気に好感度上がる女の子もいます。
それは、結婚を眼中に入れているくらいの女の子です。
女の子と結婚して、仕事がやっと終わり、ヘトヘトで家に帰って美味しいご飯が待っているのとそうじゃないのとはエライ違いですよね。これが下手すれば一生続くので、大事なポイントです。
逆に言うと、単に一時的に若さにかまけて恋愛したい時の彼女とか、ましてや女友達や興味のない女の子が料理出来ても、出来なくても、彼らの自分の人生とは関係ないのでどっちでも良いのです。
モテる事を目的に料理している人がいたら、やめていいです。それを通しては目的は達成されません。他のことに労力を使ってください。
料理自体が趣味だったり、料理得意だから褒められるのが嬉しい!という動機だったら、その料理という行為はあなたの人生を向上させる一因になっているので、これからも楽しんでください。
グータラ、料理をする。
ここまで読んでもらったら、様々な屁理屈を言い訳に、いかに私が料理をしたがらないのかがわかったと思います。
そんなこと知っても仕方がないって?いやいや。こんな人間ですら「これなら料理、やってみようかな」と思える動画チャンネル↓を見つけたのです。
料理しようとしても、料理器具使うの面倒だし、一々細かくグラム単位で計るのも面倒だし、洗い物増えるのも面倒。。
で、結局できあわせのものに走っちゃうのですが、この動画で紹介されている料理は本当に簡単に作られるように工夫されてます。
もう、混ぜるだけ、とか。材料レンチンして混ぜるだけとか。ちぎってぶっこんでチンして終わりとか。
ズボラさんは共感してくれると思うんですけど、電子レンジってイイよね!ボタン押したらもう他のことに取り掛かれるし。洗い物少ないし。
ちなみにレンチンの素晴らしさに目覚めたきっかけの本↓です。タイトルもいいですね。面倒くさがりの心が踊ります。
全部レンチン! やせるおかず 作りおき: 時短、手間なし、失敗なし (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
- 作者: 柳澤英子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/07
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動画を作るにあたって、材料も材料品目が少なくなるようなものを敢えて選んであるように見えます。卵一個で作る!って書いてあったら本当に卵一個でつくってます↓。トッピングは別に加えてたけど。
小麦粉やバターは一切使わない!卵だけで作るケーキ C Channelレシピ
動画も要点だけさっさと載せて流してくれているので、無駄がない。
私は、大抵の動画や、時には映画やドラマでさえも自分にとって要らない、と思った部分をよく飛ばして見るのですが、この動画はそういう事をさせる隙が無くて優秀です。せっかちな人もイライラしません。とにかく簡単!スピーディー!なので、試しに是非。